「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てきました。
常連のららぽーと横浜のシネコンはいつ何を観ても空いているので楽勝です。
いい!ここ最近観た映画の中で抜群に最高でした。
この映画はストーリー命なのでネタバレ防止の為詳細には触れませんが、いわゆる「エヴァ世代(※1)」にとってはこの夏最高のプレゼントでしょう。
やはり多感な思春期に味わった名作に10年経って再開するというのはなかなか味わえない感動があります。
似たような経験として、僕の場合、押井守の「攻殻機動隊」(1995劇場公開)の後、2004年に上映された「イノセンス」を観た感覚に近いです。
劇中の物語が自分の体内時計とリンクする感覚は続編冥利につきます。
同年代の友達とは最近よく話題に上がるのですが、「破」を観て興味深いのは、登場人物への感情移入の仕方が10年前と明らかに変わっている点です。
当時は主人公達、つまり14歳の少年少女達の目線になって物語を観ているわけですが、今回の新劇場版では明らかに「葛城ミサト」「加治リョウジ」目線で物語を観てしまう。
(今年丁度同じ歳だし)
今になって初めて共感できるaround 30の気持ちというと大げさですが、ストーリーや構成の変化だけでなく、「自分自身の変化」を如実に感じてしまう所が、今回の新劇場版のはらむ二重のサプライズなんだなあ。
…ってことはあれか。あと10年20年経ったら碇指令とか冬月先生の気持ちも分かるって事か。
歳をとるって楽しいなあ。
(※1)1995年のテレビ版放送、及びその後の再放送・第一次映画版をリアルタイムで観ていた世代。
うん、おもしろかったね。
返信削除>ホッチ
返信削除時代が動き始めた感じがするぜ!