2010年12月5日日曜日

多摩美術大学校友会小品展2010、出品します!












すっかりブログの更新をサボっていますが、こうしてたまに「まぐれ」といった感じで更新していきます…

小作品を一点だけですが、以下展覧会に出品致します。
12月5日(日)17:00よりオープニングパーティーです。
ぜひお越し下さい!

多摩美術大学校友会小品展2010

会期:2010年12月5日(日)~11日(土)10:00~18:30
    ※初日15時より、最終日17時まで
会場:文房堂ギャラリー
    東京都千代田区神田神保町1-21-1文房堂ビル4f
    03-5282-7941
    ◎半蔵門線、三田線、新宿線「神保町」駅A7出口

2010年7月30日金曜日

エクスパンデッド・フォト研究所、遠征!
















エクスパンデッド・フォト研究所のメンバーで初の遠征に行ってきました。

静岡の「クレマチスの丘」に行って「古屋誠一展 Aus den Fugen/アウス・デン・フーゲン(ヴァンジ彫刻庭園美術館)」と「時の宙づり ― 生と死のあわいで(IZU PHOTO MUSEUM)」を見てきたのですが、余った時間で付近を撮影散策。
そして、初のメンバー記念写真?を撮ったのでアップします。

9人×4ショット合成=36人です。
良かったら全員見つけてみて下さい!

2010年6月6日日曜日

研究所、鋭意活動中!















(6/5 exphoto定例会の様子)

立ち上げから早1ヶ月が経過した「エクスパンデッド・フォト研究所」、毎週休まずに鋭意活動中です!

メンバーは所属学科の学生や大学院生を初め、最近は卒業生も遊びに来てくれてうれしい限りです。
各自の制作の進捗報告や既存作例の研究、最新機材のチェックや自作機材のお披露目などなど…
これも一つのアフター5の楽しみ方!

ともあれ中長期的な目標として、やはり展示を成功させるというのが使命です。
楽しくがんばります!

2010年5月11日火曜日

『デジタル対応引き伸ばし機』への夢


















(フォトグラム習作:1000円札をネガキャリアに設置し、印画紙に直に感光。 ※お札の複製は違法ですが、これは『複製』では有りません。悪しからず…)

本日、授業でモノクロ暗室実習を行いました。
担当助手だったので僕も暗室に立ち合ったのですが、学生達よりもテンションが上がってしまいました!
と言うのも、学部在籍時代にモノクロとカラーの暗室授業を受けて以来、実に10年ぶりに印画紙に写真を焼いたのです。水中から生まれるイメージに素朴に感動してしまいました…!

参加した学生達に聞いてみた所、驚いた事に「フィルムのカメラを使った事がない」という学生がいよいよ出始めました。デジタルカメラ・ネイティブ時代の到来です。
(もちろん、これは彼らの経験値が足りないという事ではなくて、僕たち大人が作った時代の反映です…)
しかし、印画紙を初めて使った彼らの反応は非常に好意的で、現像液に浸した印画紙から像が浮かび上がる瞬間の魔法は健在だと再確認した次第でした。

そう、光学機器を使って感光させて印画紙に焼くという写真の伝統的な工程はデジタル全盛の今でも続ける意味があると思います。
いくつかの理由があると思います。羅列すると:
・印画紙によるプリントの品質が高い(質感・発色も良く、耐経年劣化性もある)
・手作業が介在する為、作品的価値が生まれやすい
・文化的価値
などがあげられます。

残念な事に、印画紙や引き延ばしといった文化は、現在急速に無くなりつつあります。
つい先日もコダックがカラー印画紙の生産を中止したのは記憶に新しいです。

しかし、「フィルムや印画紙を保全しよう!」というだけでは、世界的なデジタル化への流れは止まりません(また、止める必要もありません)。橋渡しとなるようなイノベーションこそが必要です。
例えば、SDカードを引き伸ばし機に差し込むと画像データが光に変換されてイーゼルに投射され、従来通りにプリントが作れる『デジタル対応引き伸ばし機』があったらどうでしょうか?
(ラムダプリントを自分で作れるようなイメージですが、もちろん従来のカラーペーパー全てが使える構造を想定して下さい)

そうすればカラー印画紙の需要も一定量確保されます。自ずと、供給も復活します。
デジタルを使わないフィルム世代も、フィルムを触った事が無いテン年代の若者も、分け隔てなくデジタルと暗室を横断するきっかけになるかもしれません。
コダックもカラー印画紙生産を再開するかもしれませんし、「デジカメでしか写真を撮らない」若者達が、こだわりの一枚を作る為に暗室を使う―
などというニーズが生まれるはずです。

暗室が残ります。そして暗室が残れば、フィルム文化も一定量残るのです。

『デジタル対応引き伸ばし機』、あればいいなと本気で思います!
僕はデジカメで撮った写真を、印画紙にどんどん焼いてみたいと素直に思っています。
そしてそう思う若い人たちは、ぜったい多い。

このアイデアは機会を作ってメーカーさんにお話できればと思っています。
マジで!

2010年4月30日金曜日

エクスパンデッド・フォト研究所























(写真上:“ My sputnik ” photo by Kazuomi Furuya. 2009)


勤務している大学の所属コース内に有志の部活、
「エクスパンデッド・フォト研究所EXPANDED PHOTO LABORATORY/通称exphoto)」を立ち上げました。
今日から毎週一回、楽しく知的好奇心にあふれた写真の研究会を開きます。

要するに写真部なのですが…大げさに言えば:
「ダゲレオタイプからGoogle画像革命まで、一連の写真の歴史を連続的に捉え、今日的な写真表現を思想・技術の両面から研究する」というお題目を掲げております。

近年のデジタルテクノロジーの進歩で写真が万人にとって「近くなった」事は事実です。
10年前に比べて、写真は絶対的に「撮りやすく」なりました。
そして同時に、グーグルの映像革命(画像検索・衛星写真・ストリートビューetc...)によって、写真は万人にとって「検索すれば出てくる」ものにもなりました。

それでも人は、まだまだ「見た事がないものを見たい」と渇望します。

僕自身は映像畑出身ですので、写真に関わる事は多くても「専門分野」ではありませんでした。
ただ、この状況を見ていると研究領域として非常に興味が沸いてきます。
ここ近年写真の作品を個人的に制作している事もあり、とにかくこれは部活にしなくては!と思った次第なのです。

メディア芸術を専行する今日の学生達は、表現に対する柔軟な変化球をたくさん持っています。
僕も教える立場という訳ではなく、どんどん彼らとキャッチボールをしてお互いに切磋琢磨できればと期待しています。

今日は初回の研究会を行いました。意外にも多くの学生さんに来てもらって感謝!
各所員の作品&自己紹介のあと、研究テーマのヒントとなりそうな事例を見て質疑応答をしました。

この部活はあくまでこっそりと、東京都下から…
地味に盛り上げていきます!

2010年4月17日土曜日

panasonic AG-AF100



















panasonicより、新しいビデオカメラ「AG-AF100」が発表されました。
これは…はっきり言って本当に革命になるかもしれません。

発表によるとAG-AF100はイメージセンサーのサイズが4/3インチの動画専用機です。
このセンサーサイズはマイクロフォーサーズと呼ばれるセンサーのサイズで、映画用の35mmフィルムカメラとほぼ同じです。
これはすなわち、「シネマカメラ」と同じ感覚で使えるビデオカメラ、という事になります。
実際、シネマカメラ用の単焦点レンズや一眼レフ用のレンズも付けられるようです。

もちろん、映像業界ではここ1〜2年ですっかり「デジタル一眼レフ」の動画機能を使ってフィルムライクな画を撮る、という事自体は珍しくなくなりました。
しかし、多くのPVやCMがCanon 5D MarkⅡに代表される「デジイチ」で撮られる一方、写真用にデザインされた筐体・インターフェースの限界が残るのも事実です。
(マイク系統が貧弱、オートフォーカス非対応、絞り送りが段階的、持ちづらい、長時間の使用に不具合が出やすい、etc...)

僕がこのブログで書かせてもらった「ソロスタイル」の立場としても、正直デジタル一眼レフ動画収録を一人現場で「安全に」運用するのは難しいと思っています。
画どころか、音声すら一人ではセキュアには収録できないでしょう。
ですので、常々「この性能を持った専用動画機があれば…」とういのが映像業界人たちの本音でした。

こういった経緯の中、このAG-AF100がpanasonicのAVCCAMのラインから発表される、というのはまさにビッグニュースです。
画質とファイルサイズのバランスが良く運用のしやすいAVCHD形式に加え、往年のpanasonicのインターフェースが加われば盤石この上ないです。
そして価格帯もおおよそ予測がつきます。
(panasonicで唯一心配なのは液晶モニターの解像度ですが…さすがに次の新製品はもう大丈夫と思いたいです。)
これは国産の「RED ONE」安価版と言える出来になるかもしれません。

しかし、こんな時に業界の雄・Canonの動きに不満が残ります。
同じ会社の中で5D MarkⅡという真にイノベイティブな商品を作っているにも関わらず、なぜ今月新発表された業務用ビデオカメラ「XF305」「XF300」はあんなに中途半端なのでしょうか。
“写真用の”5D MarkⅡで撮れる“動画”があまりに素晴らしく、その動画を撮りやすくするために5D MarkⅡを改造するアタッチメントが映像の本流・米国で多数開発・発売されている、というシュールな現象が起きている程素晴らしい機種なのに、なぜその技術を自社の動画専用機に載せないのでしょうか…
只今目下極秘開発中、というなら大変喜ばしいですが、縦割りで縄張りを作っているとしたら大変残念です。
こういう隙に、電子書籍やスマートフォンでいつの間にか世界標準を欧米に取られていたように、映像機器トップの座を諸外国に奪われてしまうのでは…と危惧しています。

ともあれ、このブログの以前の記事で、「ソロスタイル的ビデオカメラはsony HXR-NX5Jでキマリ!」と書きましたが…
このAG-AF100が期待通りのスペックで発売されるとしたら…

僕は「待ち」ます!

現金で「買い」ます!

2010年3月21日日曜日

iPhoneとtwitterとevernote

























最近、携帯電話をiPhoneに変更し、twitterとevernoteを始めました。
(何でもそうですが、僕は「新しいもの好きのオールドスクール人間」なので、先端的流行から半年〜1年は遅いのです。。)

iPhoneは言わずと知れたスマートフォンの代名詞ですが、はっきり言ってこんなに便利だと思いませんでした。
小型のMacそのもので、充実したアプリケーションとwebのブラウジングが便利で非常に使い勝手がいいです。
一度使った人はもう普通の携帯電話には絶対に戻れません。


















そしてtwitterも開始。
このブログの右側にも最新のつぶやきが反映されるように設定していますが、ブログよりも圧倒的にスピーディーに情報を発信・獲得する事ができます。

























そしてevernote。
ご存知の方も多いと思いますが、PCやiPhone等、全てのデジタル端末で情報を同期する事が出来る、夢のようなノートツールです。
特筆すべきは、ノートとして保存した画像(iPhoneで撮った写真など)の中にある文字も「検索」できる、という画像認識システムにあります。
つまり、気になった印刷物や手書きのメモなどをiPhoneで撮ってevernoteに同期しておけば、後から検索でその情報を引き出せるという…
アイデアやスクラップを集めておくには画期的なツールです。


矢継ぎ早に書きましたが、つまりiPhoneとtwitterとevernote、この3つのツールは連動して使用すると本当に便利です。
そして、僕にとってはここ3ヶ月の間に導入された「新参者」なのですが…
自分自身の情報を管理する方法論が根本的に変わりつつある、そんな気がしています。


急激すぎるぐらいに、時代が急速に変化してきています。
僕たちが生きている今日は、誇張ではなく毎日イノベーションが起きている!

2010年2月10日水曜日

平成21年度[第13回]文化庁メディア芸術祭
























(写真上:息子・晴臣と国立新美術館前で。生誕3ヶ月を超え、最近は一緒に外出しています)

家族で平成21年度[第13回]文化庁メディア芸術祭に行きました。
やっぱり面白い!毎年初春の一大イベントです。


2009年、政治の世界でも「メディア芸術」について様々な議論が起こった事は記憶に新しいです。
「国営マンガ喫茶」などと揶揄されて国立メディア芸術総合センターの設立は見送られましたが、少なくともあの一連の争論に参加した多くの政治家達はこの文化庁メディア芸術祭に足を運ぶべきだと思います。
その上で、日本としてどのような文化発信を売りにしていくのか、しっかりとした議論をしてほしい所です。

センター設立は賛否もあると思いますが、このメディア芸術祭だけは事業仕分けの影響で今後縮小しない事を切に願います。
ともあれ、ぜひ多くの人に足を運んで観てもらいたい展示です!

2010年1月30日土曜日

ビデオ撮影“ソロスタイル”について考える ver.2「ビデオカメラについて」

















引き続き、“ソロスタイル”撮影における機材の運用について考えたいと思います。
今回はビデオカメラについて。

前回「機材の運搬について」で記載したとおり、一人で運搬・運用ができる機材一式を考えた時に、やはり重要になるのがメイン機材である、ビデオカメラのセレクトです。

まずビデオカメラのサイズ(=ランク)ですが、画質はもちろん肩乗せENGタイプがベストですし、運搬の簡単さなら小型の片手ハンディカムがベストです(これがまた最近、一般家庭用と侮れない優れた性能になってきています!マイクなんかを工夫すればサブカメラとして意外と便利)。

ただ、やはり“ソロスタイル”としては汎用性が命。片手で持てるサイズで、工夫すれば放送にも耐えられるモデルがベストです。
テレビ業界などでは「デジ」と通称される中型タイプのビデオカメラがベストだと考えます。

次に、ビデオカメラの記録形式について。

ここ数年のビデオ撮影機器の流れとして「テープレス化」があります。
ビデオ撮影機器の記録フォーマットには長らく「テープ」が使われてきましたが、メモリーに撮影データを記録する形式が主流になりつつあります。

しかし、已然多くの現場でテープが使用されている理由の一つが「安心感」です。
メモリー式のカメラの場合、データ故の「消えてしまったらどうしよう」という不安は常につきまといます。
長期の保管は複数のハードディスクにバックアップを取ればとりあえずは安全として、僕が問題だと思っていたのは「短期的なスケジュールの中での「撮影→データ取り込み→データ消去」のフローの現実的な問題についてです。

例えば、連日朝から晩まで撮影を繰り返すようなドキュメンタリー・記録撮影の時でも、テープの場合は撮影済みのテープが手元にストックされていくだけで、スケジュールが空いてから取り込み・編集作業をすればよいので安心です。
しかしメモリー式カメラの場合、カード容量の関係でほとんどの場合は毎日撮影済みのデータをPCに読み込み、読み込みが終了したらメモリーを消去して翌日の撮影に望む、というフローになりがちです。場合によっては現場でデータをPCにコピーしてカードの内容を消去、撮影を再開…といった慌ただしい事になってしまいます。事実、僕が関わった仕事の別チームでこのフローでの無理が生じ、現場でコピーしたはずのデータが正しくコピーされておらず、すべてデータが無くなってしまった…というトラブルも聞きました。これは賠償問題になりかねない深刻な問題です。

以上の事を考えると、今回模索している“ソロスタイル”においては:

「連日の撮影が終わるまでカード内のデータを消去しないで済むように、ある程度のカードメディア枚数を個人で所有・運用できるかどうか」

が重要なポイントです。
つまり、DVテープ感覚で買い足しできる「安価なカードメディア」の採用、すなわちSDカード級のメディアへの対応が不可欠なのです。
これはすなわち、panasonicのメモリー式業務カメラ・P2シリーズやsonyのEDCAM EXシリーズは残念ながら不合格!※という事です。
(※あくまで僕が考える“ソロスタイル”において。組織的に動ける場合はバックアップにも万全を期せるでしょうし、単尺で「絵作り系の映像を作る時にはよいカメラだと思います。ただ、1枚10万円するカードで1時間しか撮影できないので、ソロでの汎用的運用は難しいです。カードのレンタルも1日数千円しますし、取り込みにも撮影実時間近くかかるし…)

以上を考慮し、今日の“ソロスタイル”で選択するビデオカメラの記録フォーマットとしては「AVCHD」がベストだと思います。
AVCHDとは最近の民生用ハンディカムとしても、ほぼ規格統一されてきたフルハイビジョン形式です。内蔵HDD、およびメモリーカード類の安価なカードで比較的長時間録画ができる、MPEG4系の圧縮を使った記録フォーマットです。
P2、EDCAM EXといった従来メモリーカムの圧縮はMPEG2ですが、画質とデータの圧縮効率(キレイな割に、データは軽い)を考えるとMPEG4に軍配があがります。
となると…

候補となるカメラは以下2つの業務用・中型AVCHDカメラです。

・panasonic AG-HMC155

・sony HXR-NX5J














AG-HMC155はメモリー式カメラ市場を牽引してきたpanasonicが展開している業務用の中型カメラ。
SDの時代の名器中の名器、DVX-100から脈々と受け継がれた秀逸な設計が生きています。
レンズは光学13倍ズームとそれほど寄れないのですが、ワイド寄りを重視&軽量化を優先した設計思想と考えれば問題ありません。
ボタンの配置やボディバランスなど、非常にいいです。sonyにも見習って欲しい優れた設計が随所に感じられます。

ただ、本当に惜しむらくは2点、どうしても納得のいかない点があります。
1.液晶画面が超低解像度
…フルHDの時代に、なぜDVX-100時代と変わらないスペックの液晶画面を搭載しているかが本当に謎です。
断言しますが、フォーカスなどまったく分かりません。
このあいだ同解像度の液晶モニターを搭載したpanasonic HVX-205Aというカメラを使いましたが、フォーカスはほとんど被写体との距離で図ってました…
(この距離なら2mくらいだな、という具合に…)
フォーカスアシスト機能(液晶上でピントが合っている箇所の輪郭が強調表示される)が付いていますが、そんな余裕があったら液晶を変えればいいのに…焼け石に水です。

2.同時バックアップができない
…「安価なカードメディアであるSDカードが使えるのが重要」と言いつつ、SDカードの信頼性はそれほど高くはありません(デジカメのデータが消えた人も多くいるのでは?僕も数回経験があります)。
となると、バックアップ機能が重要です。例えばSDカードを2枚入れて、2枚に同時に同じデータを記録する、あるいは外付けのメモリーユニットを搭載できる、といった配慮が必要だと思いますが、この機種には残念ながら、その配慮がありません。


一方のsony HXR-NX5Jは、昨年11月にInterBee2009で発表され、早くも今月1月に発売されたsonyの新しいライン「NXCAM(AVCHDの業務ライン)」の一号機になります。















こちらは非常に完成度が高いです。SDカードに加え、別売りのフラッシュメモリーユニット 「HXR-FMU128」によって同時記録が可能なので、万全を期す記録でも安心です(ちなみに、128GBで11時間記録可能)。
また、筐体の設計も業界に普及しているHDV業務機の従来機種、Z1JからZ5Jに続く設計を踏襲しているため、操作感に違和感がありません。また、液晶モニターは高精細で申し分なしです。
加えて、XLRマイク端子の設定の改良(LRのどちらか一報にだけXLRマイクを振り分け、片方には内蔵マイクの信号を記録する事が可能になった)とか端子類の充実とか(HDMI出力、HD-SDI出力、タイムコード出力)、かゆい所に手が届いています。
うーん、重量を除いては完全にHXR-NX5Jに軍配が挙がるでしょう。


というわけで、2010年度初春時点での“ソロスタイル”的ベストなビデオカメラは「sony HXR-NX5J」です!
近々業者さんからデモ機を大学にお借りして検証してみたいと思います。



といいつつ…
密かにその動向が気になる2010年のダークホース・ビデオカメラは…
「RED SCARLET」
(http://www.red.com/)








































レンズ交換式が2750$…!?
レンズ抜きの本体価格とはいえ、デジタルシネマカメラの雄・REDの普及版が25万円くらいで??

続く!