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古屋和臣のblog
映像・写真を中心に表現活動を行っている作家・古屋和臣のブログ。 周囲の映像やアート業界のニュースやレビューを中心に書いています。
2011年5月27日金曜日
『conditioned air -調律された写真』ウェブサイト
6月25日(土)から写真の企画展に出品します。
展覧会ウェブサイトが出来ましたのでぜひチェックしてみて下さい!
『conditioned air -調律された写真』
2011年6月25日(土)-7月24日(日)
http://www.idd.tamabi.ac.jp/art/exhibit/conditioned-air/
2011年3月31日木曜日
10期生卒業
2010年度は本日で終了して、明日から2011年度です。
僕が大学に着任した際1年生だった学生達が卒業し、
新人教職員だった僕もすっかり一周した事になります。
今年は重要な年です。
次のスタートに向けて加速します!
2011年1月7日金曜日
アジアデジタルアート大賞2010
「アジアデジタルアート大賞2010」にて、昨年から連作にて撮影しているデジタルフォト作品「My Sputnik」が賞を頂きました。
http://adaa.jp/2010/j/12_list.html
(カテゴリーA:静止画部門/入賞)
制作にご協力頂いた皆さん、
ありがとうございました!
謝辞(敬称略):
古屋稔子
古屋晴臣
小川真人
鈴木愛
(出演)
井上恵介
(スプートニク三脚製造)
2010年12月5日日曜日
多摩美術大学校友会小品展2010、出品します!
すっかりブログの更新をサボっていますが、こうしてたまに「まぐれ」といった感じで更新していきます…
小作品を一点だけですが、以下展覧会に出品致します。
12月5日(日)17:00よりオープニングパーティーです。
ぜひお越し下さい!
多摩美術大学校友会小品展2010
会期:2010年12月5日(日)~11日(土)10:00~18:30
※初日15時より、最終日17時まで
会場:文房堂ギャラリー
東京都千代田区神田神保町1-21-1文房堂ビル4f
03-5282-7941
◎半蔵門線、三田線、新宿線「神保町」駅A7出口
2010年7月30日金曜日
エクスパンデッド・フォト研究所、遠征!
エクスパンデッド・フォト研究所のメンバーで初の遠征に行ってきました。
静岡の「クレマチスの丘」に行って「古屋誠一展 Aus den Fugen/アウス・デン・フーゲン(ヴァンジ彫刻庭園美術館)」と「時の宙づり ― 生と死のあわいで(IZU PHOTO MUSEUM)」を見てきたのですが、余った時間で付近を撮影散策。
そして、
初のメンバー記念写真?を撮ったのでアップします。
9人×4ショット合成=36人です。
良かったら全員見つけてみて下さい!
2010年6月6日日曜日
研究所、鋭意活動中!
(6/5 exphoto定例会の様子)
立ち上げから早1ヶ月が経過した
「エクスパンデッド・フォト研究所
」、毎週休まずに鋭意活動中です!
メンバーは所属学科の学生や大学院生を初め、最近は卒業生も遊びに来てくれてうれしい限りです。
各自の制作の進捗報告や既存作例の研究、最新機材のチェックや自作機材のお披露目などなど…
これも一つのアフター5の楽しみ方!
ともあれ中長期的な目標として、やはり展示を成功させるというのが使命です。
楽しくがんばります!
2010年5月11日火曜日
『デジタル対応引き伸ばし機』への夢
(フォトグラム習作:1000円札をネガキャリアに設置し、印画紙に直に感光。 ※お札の複製は違法ですが、これは『複製』では有りません。悪しからず…)
本日、授業でモノクロ暗室実習を行いました。
担当助手だったので僕も暗室に立ち合ったのですが、学生達よりもテンションが上がってしまいました!
と言うのも、学部在籍時代にモノクロとカラーの暗室授業を受けて以来、実に10年ぶりに印画紙に写真を焼いたのです。水中から生まれるイメージに素朴に感動してしまいました…!
参加した学生達に聞いてみた所、驚いた事に「フィルムのカメラを使った事がない」という学生がいよいよ出始めました。デジタルカメラ・ネイティブ時代の到来です。
(もちろん、これは彼らの経験値が足りないという事ではなくて、僕たち大人が作った時代の反映です…)
しかし、印画紙を初めて使った彼らの反応は非常に好意的で、現像液に浸した印画紙から像が浮かび上がる瞬間の魔法は健在だと再確認した次第でした。
そう、光学機器を使って感光させて印画紙に焼くという写真の伝統的な工程はデジタル全盛の今でも続ける意味があると思います。
いくつかの理由があると思います。羅列すると:
・印画紙によるプリントの品質が高い(質感・発色も良く、耐経年劣化性もある)
・手作業が介在する為、作品的価値が生まれやすい
・文化的価値
などがあげられます。
残念な事に、印画紙や引き延ばしといった文化は、現在急速に無くなりつつあります。
つい先日もコダックがカラー印画紙の生産を中止したのは記憶に新しいです。
しかし、「フィルムや印画紙を保全しよう!」というだけでは、世界的なデジタル化への流れは止まりません(また、止める必要もありません)。橋渡しとなるようなイノベーションこそが必要です。
例えば、SDカードを引き伸ばし機に差し込むと画像データが光に変換されてイーゼルに投射され、従来通りにプリントが作れる『デジタル対応引き伸ばし機』があったらどうでしょうか?
(ラムダプリントを自分で作れるようなイメージですが、もちろん従来のカラーペーパー全てが使える構造を想定して下さい)
そうすればカラー印画紙の需要も一定量確保されます。自ずと、供給も復活します。
デジタルを使わないフィルム世代も、フィルムを触った事が無いテン年代の若者も、分け隔てなくデジタルと暗室を横断するきっかけになるかもしれません。
コダックもカラー印画紙生産を再開するかもしれませんし、「デジカメでしか写真を撮らない」若者達が、こだわりの一枚を作る為に暗室を使う―
などというニーズが生まれるはずです。
暗室が残ります。そして暗室が残れば、フィルム文化も一定量残るのです。
『デジタル対応引き伸ばし機』、あればいいなと本気で思います!
僕はデジカメで撮った写真を、印画紙にどんどん焼いてみたいと素直に思っています。
そしてそう思う若い人たちは、ぜったい多い。
このアイデアは機会を作ってメーカーさんにお話できればと思っています。
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自己紹介
古屋和臣
1980年東京生まれ。 2004年多摩美術大学美術研究科 デザイン専行 情報デザイン領域修了。 映像プロダクションでの制作・演出を経て現在フリーの作家として活動中。美術大学にて映像・写真系ゼミの助手として教育活動にも携わっています。
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